|
*****************************************************************
2001年 3月1日発行
おむすびころりん Vol. ４
こめ屋がんたら
*****************************************************************
皆さん、こんにちは。お元気ですか？
いよいよ３月になってしまいましたね。「春眠暁を覚えず」で、朝がなか
なか起きられないのは、きっとがんちゃんだけではないはず（笑）。
だって眠いんだもん！
今回も「おむすびころりん」最後までお付き合いくださいね。
それでは、始まり、はじまりぃ〜。
=== ＭＥＮＵ ==================================================
▼田んぼ便り（野焼き）
▼旬の野菜（ふきのとう）
▼お知らせ（現代農業に記事掲載）
▼がんちゃんの独り言
▼編集後記
-----------------------------------------------------------------
◆田んぼ便り（野焼き）◆
-----------------------------------------------------------------
今年は雪が多く、日陰の場所は先日降った雪が、まだ融けずに残っていま
す。この時期の作業としては野焼き（のやき）と言って、田んぼの周囲の
枯草を焼く作業があります。地区の皆さんとの共同作業で、火が民家や山
に燃え移らないように消防の方も手伝ってくれます。
実はこの作業、風がちょっと吹いてくれた方が火の勢いも良く、枯草の燃
えも良いのですよね。でも、強風の時には、やはり危ないので野焼は中止
します。先輩の過去の話ですが、火が燃え移ってしまい危ない時があり、
消防署に始末書を書かされたとか・・・。
最近は環境問題もあり、野焼きも少なくなりました。でも、枯草を焼くこ
とで、越冬する病害虫の駆除にもなりますので、農薬の使用を少なくする
ためにもとても大切な作業なのですよ。
-----------------------------------------------------------------
◆旬の野菜 ふきのとう◆
-----------------------------------------------------------------
春と言えば、やっぱ「ふきのとう」でしょ。(^o^)v
今回は春一番の山菜「ふきのとう」を紹介しまーす。
雪の中に新鮮な黄緑色のふきのとうを見つけた時には、「春が来たなぁー」
という感じがします。
栄養としては、カロチンやビタミン類、食物繊維などが含まれています。
また、冬場に私たちの身体に蓄えられた塩分や脂肪分を和らげるのに役立
つと言われているんですよ。がんちゃんは、何よりもあのほろ苦味がたま
りません。おっとっと、続きはあとで・・・。
●簡単レシピ
香りとほろ苦さが命のふきのとうは、好みによりアク抜きをします。
がんちゃんの場合は水で洗ってそのまま使用しますが、苦味がきついとい
う方は、熱湯でサッと湯がくのが良いでしょう。
【ふきのとうの天ぷら】
＜材 料 ２人前＞
ふきのとう・・・４個
小麦粉 ・・・５０ｇ
【作り方】
1)ふきのとうは縦二つに切りにして水にさらし、アク抜きします。
2)小麦粉をといで衣を作り、良く水気を切ったふきのとうに衣をつけて
油で揚げます。
3)塩または、天つゆなどをつけて食べましょう。
※がんちゃんはやっぱ天ぷらが一番好きかなぁー・・・。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【ふきのとう味噌】
＜材 料＞
ふきのとう・・５,６個
味噌 ・・・・６０ｇ
みりん・・・・大さじ１
酒・・・・・ 大さじ１
砂糖・・・・・少々
卵・・・・・・１個
【作り方】
1)ふきのとうはみじん切りにします。
2)鍋に油を入れて温め、刻んだふきのとうを入れます。
3)味噌と、みりん、酒、砂糖を入れ焦げ付かないようかき混ぜながら炒
めます。
4)水気がなくなったら、とき卵を入れてよく混ぜます。卵に火が通った
ら出来上がり。
※そのままご飯のおかずにしても美味しいし、おにぎりにつけて「焼き
おにぎり」なんてたまりませんよー。
-----------------------------------------------------------------
◆お知らせ◆
-----------------------------------------------------------------
●現代農業に掲載されました。(^^)v
現代農業２００１年３月号（農山漁村文化協会発行）に私の記事が掲載さ
れました。内容は、米ぬかを散布する機械の改良です。
がんちゃんは田んぼへ米ぬかと微生物資材（ＶＳ−３４）、そして籾殻を
散布していますが、特別な機械を購入せずに今ある機械を改良して散布し
ています。その改良方法が記事になりました。
記事を読んだ読者の方からも、問い合わせの反響がありビックリしました。
やはり、米ぬか散布で同じ悩みを抱えていた生産者の方でした。同じ生産者
同士、お役に立ててとても嬉しかったです。
掲載内容をホームページへアップする予定が遅れていてごめんなさいね。
実は、次の原稿依頼もきていて、ただ今執筆中です。
次回また、お知らせします。お楽しみに・・・。
-----------------------------------------------------------------
◆がんちゃんの独り言◆
-----------------------------------------------------------------
がんちゃんは、生まれ育ちも山の中ということがあるのかもしれませんが、
山菜が大好きです。もちろん、採るよりは食べる方ですが・・・。
これから山菜の季節になりますが、種類はふきのとう、うど、わらび、ぜ
んまい、タラの芽などなど他にもたくさんありまよね。
実は子供の頃は、ふきのとうを「こんな苦くてまずい物」と思っていまし
た。しかし、不思議に今は、この時期になると食べたくて食べたくて、よ
だれが出ます（笑）。自分自身の味覚が変わったのでしょうね。
１個でも食べると落ち着くというか、「食べたぞー」と納得して春を感じ
るのですが、口にするまでは、心身ともにシャキっとしないような気がし
ます。
スーパーなどでは栽培された山菜が並びますが、こちらでは買うことは無
く、採ってきて食べるのが普通です。何よりも、新鮮で本物の旬を食べら
れるというのがありがたいですね。
誰も教えてくれないワンポイントアドバイスとして、ふきのとうは、芽が
出で来た頃のつぼみの時が絶対美味しいです。それから標高の高い所とい
うか、春が遅い場所の物が美味しいですよ。みんなには、ないしょだよ。
-----------------------------------------------------------------
◆編集後記◆
-----------------------------------------------------------------
１月、２月と決算に追われていて、「おむすびころりん」の発行まで手が
まわらなかったのですが、ようやく確定申告も終わり、ちょっと一息付く
ことが出来ました。
昨年は天候に恵まれ、また皆様のご協力もあり、なんとかかんとか米粒ほ
どの利益が出ました。ありがとうございました。
昔の米価でしたら機械の更新もためらわずに購入したことでしょうが、今
は修理できるものは修理して使うようにしています。それも経費削減につ
とめて、自分でできる修理は、部品を買ってきて自分で修理します。機械
屋さんに頼むと、これが結構ブツブツ・・・。
３月に入って、今年もまた農作業が始まり忙しくなります。今後も、皆様
の要望にお答えできる米作りを目指していきますので、何か意見要望など
ございましたらお気軽にメール下さいね。
美味しい米作りに向けて頭の中は「あーしてみよう、こうしてみよう」と
一杯です。果たして２００１年の成績はいかに。皆さん応援して下さい。
それでは、今日も合言葉は「ごはんで元気！」
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回をお楽しみに。(^ ^)/~
ご感想ご意見は mailto:sato@gantara.com (佐藤)まで
*****************************************************************
おむすびころりん Vol.４ 2001.3.1
発行元：こめ屋がんたら
Home Pages： http://gantara.com/
これは『まぐまぐ』を利用して発行ます。( http://www.mag2.com/)
◆購読解除は、http://rap.tegami.com/mag2/m/0000053128.htm
*****************************************************************
|