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●客土(きゃくど)

■客土とは、田んぼの面の低い場所へ土を盛る作業です。
低いままでは、水がたまってしまい、ガスが湧いて根の発育が阻害されたり、稲が酸欠状態になって障害をうけます。また、田が乾かないと、コンバインなどの機械も入れず、刈り遅れや機械の故障にもつながります。
客土によって、田面を平らにして水の流れを良くすることで、稲の生育が良くなり、機械作業、手作業全てがスムーズに行え、また、ミネラルの補給にもなりますのでとても大切な作業です。

先ずは、客土用の土を買いに行きます。

粘土系、砂系の土がありますが、私は水はけの良い山砂を客土に使います。

ここが山砂取場です。大きな重機が何台もあります。

ダンプに土を積んでもらいます。
自分で機械を操作して積むこともあります。

2トン車ですと、このバケットで2つ半位でいっぱいになります。
山砂の料金は2トン車1台で2,200円でした。

田んぼが乾いている場合は、このように田んぼの中まで入って、低い場所へ山砂をおろします。

場所によりますが、田んぼ1枚でダンプ1台から3台の山砂を客土します。


友達に手伝ってもらいました。
ローダーという機械で土を運びます。

田んぼが乾いていれば、作業はとてもスムーズですので、乾燥したこの時期をねらっての作業になります。

このようにして、低い場所へ土を盛っていきます。

あまり高く盛りすぎると、稲が肥料を吸えず生育が悪くなりますので、5センチ位を目安に盛ります。と言っても大変難しく、感と腕の見せ所ですね。

最後に平らにならして出来上がり。

きれいに出来ました!
彼は本当に腕が良いです。
手作業では一日がかりの作業ですが、機械でやれば1枚あたり約30分位の作業時間です。

この後は、代かき作業によってうまく平らになり、水が流れることを祈ります。

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