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●石拾い(いしひろい)

■石拾いとは、田んぼの石を拾う作業です。
ゴルフボール位の大きさの石は問題ありませんが、それよりも大きな石になると、作業機械の故障やケガにつながります。例えば、田植え機の爪が変形したり、ロータリーの爪やカバーが破損することもあります。草刈りの時は畦(あぜ)の石で歯が飛んで、ケガをすることもありますので、作業を事故が無く、スムーズにこなすためにも、石拾いは大切な作業です。

秋の耕起(こうき)を終えてから、春の代かき(しろかき)までに、石拾いをします。

おっ、石発見!

田んぼによって、石の多い田、少ない田など様々ですし、毎年拾って手入れをしていれば、必ず少なくなります。

このように肥料袋に石を拾って入れます。 一杯になるまで(持てる程度)次々と拾います。
田が乾いていると、足も軽いのですが、湿った状態では、泥が長靴に付いて重くなり、歩くだけで大変です。

単純で孤独な作業ですが、いろんな事を考えながら黙々と石を拾います。

・拾っても拾っても、どうして減らないのだろう・・・。
・石拾いの安い機械が欲しいなぁー・・・。
・今日のお昼は何かなぁー・・・。
・今年は天候に恵まれると良いなぁー・・・。
・田植えはいつから始めようかなぁー・・・。
・お米注文のメール来ないかなぁー・・・。
・雨降ったらゆっくり寝たいなぁー・・・。
・現代農業早く来ないかなぁー・・・。
・ぶつぶつぶつぶつ・・・・・・・・。

田植えの時、石にぶつかって田植機の爪が(右側)このように変形してしまいました。

これが苗の欠株(けっかぶ)の原因になります。


この田んぼでは5袋の石を拾いました。

あー、疲れた。やっと一枚終わりました。

拾っても拾っても、また秋に石が出てきますが、何年か続けていると、石も少なくなりますので、毎年根気よく拾うことが大切です。

さぁ、次の田んぼへ行くぞー!
まだまだあるぞー!

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